17日に酒井法子被告が保釈されたけど、これを放送するテレビ局の対応は気違い沙汰だと思うよ。おりしも鳩山政権が発足した翌日で、この世紀の政権交代で誕生した新閣僚のニュースの方が、今の日本国民にとって何倍も報道する価値があるものなのに、それを無視してダラダラ保釈の生中継を続ける民放のバカ騒ぎはいったい何だい。記者会見場には500人もの報道関係者が集まったというが、それこそクレージーだ。日本のテレビはすべて芸能テレビに成り下がったのかい。さらに「おめでとう」という垂れ幕を掲げている人たちは「めでたい」という言葉の意味をじっくり考えたことがあるのかい、とあたしは言いたい。
清純派で日本だけでなく国外でも人気のある人が、不覚にも興味本位で覚せい剤を使用してしまいました、というのと違うんだよ。数年間にわたって覚せい剤を使用した常習犯というじゃないか。ましてや覚せい剤撲滅キャンペーンに一役買って出たこともあるという確信犯的な行動は、到底許されるべきものじゃない。それらは国内外のファンに対する裏切り行為だよ。17日の酒井被告がそれほどの重責を負っていると本人のみならず熱狂的なファンや報道関係者が共に自覚しているのならば、保釈時の態度、迎え方、報道の仕方にもっと工夫があってもいいのじゃないかと思う。
拘置所から出てきた酒井被告の謝罪の言葉は正直言って、覚せい剤を常習していた心からの反省の言葉とは思えなかったなあ。なにか作られた映画を見ているようだった。彼女の保釈時の服装、よどみなく出る謝罪の言葉は逮捕前の逃亡歴を考えると、これもシナリオ通りかなと考えてしまう。保釈された酒井被告の車を追う報道関係のバイクや車はまるであのパパラッチと同じだ。中には一流の新聞社やテレビ局のものもあるだろうに。
夕方18時台の民放テレビでは、全ての局が酒井被告の記者会見を延々と生中継するという、あきれた対応をしている。彼女に向かって限りなくたかれる無数のストロボを見ていて、ああ、鳩山内閣の記念撮影のストロボと同じだ、とあたしは気がついた。報道の価値には雲泥の差があるけどね。しかし、あたしは酒井被告の会見を見ていてポケモンショックに陥った。頭痛がして吐き気がしてきたんだ。つまらない記者会見に無駄な視聴時間を費やしてしまったという後悔の念が、ポケモンショックを誘発したともいえそうだ。
酒井被告が保釈された事実をニュースとして流すのは、覚せい剤にかかわった芸能人の重大な出来事として理解できるが、演技がかった記者会見を、通常番組を変更し、貴重な電波を使ってまで長時間流すことはないだろう。第一、まだ裁判前なのに、こんな記者会見でスクープになるような情報が出てくるはずがないじゃないか。こんな記者会見は通常のニュース番組でダイジェストとして流せば十分だ。保釈保証金を分割して納付したり、鳩山内閣の発足に合わせて保釈の日程を組んだとか、こんな訳の分からぬ情報が流れた後だけに、酒井被告の謝罪の言葉や記者会見、はてはメンタルの面で入院するといったことが素直に受け取れないあたしだよ。
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