2009年8月30日日曜日

たった3つで決まるものは?

 今日は衆院議員選挙だから、みんなこぞってコレに関する投稿がたくさんありそう。だから、あたしはワザと選挙に関係ないことを書くんだ。

 実は犬の毛並みがたった3つの遺伝子で決まるらしい(8月30日付読売新聞朝刊)っての知ってた? 毛並みって犬の大事なファッションウェアでしょう。それがたった3つの遺伝子(!)で決まる?なんか遺伝子をチョコチョコっといじくるだけで、ふさふさした毛や金色のカールした毛ができるちゅーの?そんなに簡単でいいのかな。驚きだー。

 米国立ヒトゲノム研究所などのチームが米科学誌サイエンスに発表した内容によれば、純血種の犬は、短毛、長毛、巻き毛など7タイプに分類できるらしい。 ビーグル犬は3つの遺伝子に変異がなく、犬の祖先のオオカミに近いんだって。と言うことはあたしはあまり進化してないってこと?失礼しちゃうわね。反対に巻き毛のプードルは3つの遺伝子すべてに変異があるってよ。ゴールデン・レトリバーは、長さを決める遺伝子だけに変異があったとさ。 みんなあたしより上ってことか(怒)。

 犬の遺伝子は19300個で人のそれは22000個だっていうから、犬が人間に近づくのってかなり困難みたい。あたしは「ヒト」に乗り移ってるから何でも人間のすることはできるけどさ。ほら現に今キー打って入力してるじゃん。

 あー、しかしなんか外がうるさくて入力に専念できないなー。「投票すみましたかー」って朝から何度でも放送してる。あたしは「投票犬」で期日前投票を済ませました!今から昼寝でもして、深夜の開票速報に備えようっと。

2009年8月29日土曜日

暖かい心の政治家を選んでください

 「シルクロ-ド 路上の900日」(大村一朗著)の文中に、つぎのような描写がある。

 筆者はインドを旅してリキシャに乗ろうと値段の交渉を始める。それをしているうちに次第に不安になってくる。自分は運賃を値切ってどのくらい得をするのだろうか。このやせ細ったリキシャの男と自分を比べると、どうみても男のほうが裕福とは思えない。日本円にしてわずか数十円の金を値切ったところで、自分にとっては無に等しい。せいぜい仲間うちで「これだけ値切った。すごいだろう」と吹聴するのが関の山だ。それに比べ、リキシャの男にとってこの金額は家で待っている子供のミルク代や、病気の妻の治療代になるほどのものだ。いったい自分はここで何をしているのか。

 現地のほかの客はリキシャの男の言い値で、値切りもせずに乗り込む。その客が言うには「われわれは自分より貧しいものに対しては、進んで喜捨をするのです。確かに中には吹っかけた値段があるかもしれないが、それも喜捨の気持ちで納得します」

 あたしがこの本を読んだのは1年前だけど、今でもこの文章が記憶に残っている。文章の細かい部分で違いがあるかも知れないけど、今の日本人が失ったものを思い出させてくれる。政治家や大富豪や大企業の経営者に欠けたものが見えてくる。

 湯水のように無駄な税金を使い、一方でお年寄りを苛めるような税金を取り立てて、なんのこれしきの税金でワアワア騒ぐことねえだろう、とべらんめえ口調で話す政治家がいる。

 あすの選挙では心の温かい政党、政治家を選んでくれるようお願いしたいなあ。 

2009年8月28日金曜日

やっぱりいた! ガムをのどに詰まらせたサッカー選手

 ブラジルで25日、サッカー選手が試合中にガムをのどに詰まらせ、意識不明に陥ったという。さいわい担ぎ込まれた病院で回復して「二度とガムは噛まない」と話したという(ガム詰まり試合中に意識不明)。


 あたしは前々からスポーツ選手の「ガムくちゃ」に不愉快だった。特に野球選手の「ガムくちゃ」は見ていて品のいいものじゃない。GアンツのO選手がバッターボックスに立ったときの「ガムくちゃ」ほど醜いものは無い。この選手がバッターボックスに立つとチャンネル切り替えるから、今でもそうなのか、止めたのか、ほかの人にわからないように小さく「ガムくちゃ」してるのか、そこんとこは知らない。確かにホームランをよく打って頑張っているけど、だからいいってもんじゃない。この選手は前科がある。WBCの熱戦があったとき、日本の国家が流れている時に「ガムくちゃ」やってたんだ。神聖な時に何ということを!あたしはテレビ画面でしっかり見てたから逃れようがないよ。


 たしかにガムを噛むと調子が良くなるというのは、ガム会社のCMじゃないけど事実だろうし、理解している。でも本当のプロはガムなんかに頼らないで、自分の生身だけで勝負するべきじゃないのかな、とあたしは思う。


 アレあの人までがと思うような選手が「ガムくちゃ」やってると、早晩、お相撲取りさんまでが「ガムくちゃ」やるんじゃないかと心配だ。で、力水で口をゆすいだ後、差し出された紙の中にガムのかすを捨てる。一連の儀式の中だから「ガムくちゃ」隠せるかも。だけど何百年も前の骨董的しきたりを大事にしている相撲協会のこと、そうやすやすと古きよき日本の伝統に泥を塗るような「ガムくちゃ」は認めないだろうし、そうであって欲しい。

ここまで落ちたか自民党

 今朝(8月28日)の読売新聞の7面にある自民党の民主党に対するネガティブ・キャンペーンの全面広告にはびっくりしたね。まだこんなことをやっているのは自民党くらいなもんだよ。なぜ己の政策をドンと打ち出さないのかね。相手の顔の欠点をいくら叫んでも、己の顔がきれいになるわけないだろう。



 民主党による「子ども手当ての創設」や「年金一元化」などの政策について、これらが実現したら大変なことになりますよ、と国民に脅しをかけている。こういう広告を見て「そりゃ大変、考え直さなきゃ」と思うほど国民はバカじゃないですよ。



 4年前の総選挙から今までの間、自民党が今回掲げているマニフェストの大部分を実行できる時間は十分にあったじゃないのかね。まるで終業時間前になってドタバタ忙しそうに動き回るサラリーマンとそっくりだよ。



 現状の社会システムでヌクヌクとこの世の春を謳歌している一部の裕福な人たちを除いて、多くの国民は今の生活が苦しいから、国の政策を国民目線で考えたものにして欲しい、というささやかな要望に自民党がどれだけ答えてきたんだろうね。



 あたしは元犬だから「選挙犬(!)」はないが、あたしが乗り移っているヒトはいわゆる「浮動票」に分類されるようだ。そのヒトもあたしも、こういう広告を見ると朝から気分不爽快。



 こういうネガティブ・キャンペーンを見せつけられるたびに、何事にも動ぜず、頼りがいのあった、あの自民党はどこにいった?と思わざるを得ない。



 小泉元首相が「一度野に下るのも悪くない」と言ったが、あたしもそう思うよ。ここまできたら、野でゆっくり頭を冷やして、今度は本当に国民のための政治をやることだね。

2009年8月27日木曜日

メディア・リテラシーをブラッシュアップしてますか?

 メディア・リテラシーとは「情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、そのを見抜き、活用する能力のこと」(Wikipedia)。

 衆院選挙が目前に迫り、なりふり構わない選挙活動を見て、今こそあたしたちはメディアに対して正しい批判精神を持たなきゃならないと思う。

 たとえば放送法では番組は「教育」「教養」「娯楽」「報道」の4つに分類され、その放送番組の比率を毎年総務省に提出することになっているらしいね。そして放送局の免許条件として、NHK総合・民放など一般局は「教育番組10%以上、教養番組20%以上で常時編成すること」とされているけど、今まで長いことテレビを見てて、娯楽番組より教育・教養番組の方が多く放送されていると思えないな。視聴率一辺倒で、ちゃちな舞台セットに雑多なタレントをひな壇に座らせたクイズ番組か、風紀を乱す俗悪な番組が増えているのに誰も文句言わなくなった。あたしたちの道徳規範のレベルがどんどん下がってきている。

 よくテレビで「情報」番組と称しているものがあるけど、放送法で「情報」というジャンルは存在しない。放送法で「報道」は”事実を曲げないで放送すること”と規定しているが、娯楽番組ではその原則は必ずしも適用されない。ここにテレビ局が「情報」番組を介在させる理由があるわけで、「娯楽に近い情報番組」は、時と場合によって「娯楽」番組としたり、「教養」番組にカウントしたり、都合よく割り振りできるわけだよ。いつも見ている番組のどれが該当するか一度調べてみると面白いよ。

 ニュースは「報道」番組だから事実を曲げられないが、そのニュース番組のぶら下がりでよく報じられる「情報」番組は放送法で規定がないから、事実かどうかは不問にされる場合がある。あたしたちは「報道」番組も「情報」番組も同じ様にみていないかな。架空の内容が「情報」番組に入っていても、普通あたしたちは事実と思うよね。現在のテレビの「情報」番組はすべて娯楽番組として位置づけるのが正しいとあたしは思うよ。

 だからあたしたちはいろんなメディアに対して常に批判精神「メディア・リテラシー」を養わなければならないと思うんだ。

2009年8月25日火曜日

ホンネリンガルボイスを発売して!

 「バウリンガルボイス」という愛犬の心のうちを知ることの出来るグッズが7年ほど前に売り出されたけど、今年8月にその最新グッズが発売されたそうな。「たのしいなあ」とか「一緒に遊ぼうよ」など200種類のせりふが収録されているらしい。

 あたしは人間に変身したビーグル犬だから、人間の言葉も犬の言葉(鳴き声というのかな)もわかるし、話せる。だからこんなグッズは必要ないけど、微妙な犬の感情は「バウリンガルボイス」でもムリみたい。

 本人(本犬?)は体調が少し悪いので散歩する気がないのに、グッズに表示されたせりふを見て、強引に散歩に連れ出す飼い主が増えて困っているとか。

 犬用のグッズがあるくらいだから、衆院議員立候補者の選挙演説を解析して本音が聞ける「ホンネリンガルボイス」なんか簡単に出来そうだけど、やっぱり国会議員の圧力があったのか、今もって売っていないんだよなー。

NHKラジオ 政見放送中のトラブル

 NHKラジオ第一で24日、政見放送の途中で放送トラブルがあって、民主党管直人代表代行のあいさつ部分が26秒間、無音になったという。機械の操作を誤ったのが原因というが、釈然としないね。

 よりによって政見放送という厳格な取り決めの中で放送されるその最中に、わざわざ放送機器のの中枢をいじることはないだろう、とあたしは思うね。

 気象警報の準備という緊急の事態だとしても、放送機器の大事な箇所をいじらなければその準備が出来ないとしたら、そのシステムには欠陥があるということだ。稼働中のシステムに絶対に影響を与えない分離された回路で、準備なり調整ができなかったのだろうかね。

 なにか予期もしないトラブルが生じた時、どうしてより安全な方にシステムが働くようにできないのか不思議に思う。その気になれば、いとも簡単に放送電波を止めることができそうで、不安になる。

 事が事だけに、あまりのタイミングのよさに人為的なニオイもしないこともないけどね。

2009年8月24日月曜日

低視聴率を願う人々

 日本テレビの「バンキシャ」誤報問題で同局は、24日深夜に検証特別番組を放送したけど、放送する時間を間違ってるんじゃない。

 今日は日曜で1000円均一の高速道路を通って遠出をしたから疲れちゃった。明日は月曜で仕事が待ってる、早く寝なくちゃ、という時間をわざわざ狙って、深夜に放送したってだれが見るちゅーの。テレビを見る人が一番少ない時間を選んで、という確信犯的放映時間を誰が決めたのかな。

 以前、NHKの元プロデューサーが起こした不祥事で、海老沢元会長の国会答弁を録画したものが編集されて深夜に放映されたり、視聴者が少ない時間帯に謝罪放送をしたのと同じ。

 ちょうど歩行者もいない深夜の工事現場で、「ご迷惑をおかけします」というカンバン付けた謝罪マネキンがカックンカックン頭を下げているのに似てるじゃん。

 こんな時は、NHKも日本テレビも低視聴率を願ったんだろうな。