2009年9月29日火曜日

自民党総裁選と大相撲秋場所

 ここから書くことの一部には、あたしの妄想が含まれているから、そのつもりで・・・。

 自民党の総裁選が28日に行われ、やっぱりというか当然というか谷垣禎一氏が大方の予想どおり、一発で選出された。河野太郎氏もまあまあ頑張ったようだけど、思いのほか議員の票が伸びなかった。シンキロウーのそそのかしで急遽立候補した西村康稔氏が河野氏の票を食ったのだろうね。シンキローにしてみれば「してやったり」で、満面の笑みでテレビに映っていたよ。

 変化を嫌うのが自民党の持ち味だから、野党といえど自民党という伝統ある組織の下で、民主党政権がよほどのチョンボをしない限り、あと4年間は議員の身分でいられる事の方が大事だ。そりゃそうだ。名指しで長老の批判をしていた河野氏に肩入れでもしたら、後々どういう形で災難が降りかかってくるかわかったもんじゃない。シンキローにマコトちゃん、それにアオちゃんらが監視しているから、この人たちの心証を悪くしたら自民党から放逐されてしまう。谷垣氏あるいは西村氏に投票することが自身のセーフティ・ネットであったわけよ。

 民主党政権が大チョンボしたらそれだけ早く自民党に政権が回ってくると思ったら大間違い。こんな自民党に誰が票を入れるもんか。あたしは前にも言ったが、4年間の任期途中で民主党政権が行き詰まったら、日本は中国かロシアか、はたまたさらなる米の属国になるだろうと予想したんだよ。だから自民党には政権を任せることが出来る近代的な党に早くなってもらいたいんだ。しっかりした二大政党制になれば日本の政治はきっと良くなると確信しているんだ。

 なのに先の衆院議員選から昨日の総裁選までの期間を見ても自民党のこの体たらく。この総裁選を通して、あたしが感じたことは自民党は何も変わっていないな、変えようとしないな、ということ。顔を変えても頭の中は旧来どおり。党結成以来の危機と叫ぶ割には、どこかの村議会でお偉方を選ぶ発想と同じだ。地元の長老がすべてを取り仕切るという大昔のやり方を、今の自民党はやっているんだ。今回の総裁選でたとえ結果は同じになったとしても、同じ組織の中で強烈に長老たちを批判する稀有な立候補者がいたのであれば、その人をもっと大事にする様な総裁選をやるべきだったのだよ。

 話は跳びます。日曜の大相撲秋場所は白鵬と朝青龍の優勝決定戦に持ち込まれた。直前の取り組みでは13章1敗の白鵬は14勝の朝青龍と取り組んでアッという間に白鵬の寄りで勝ち。1敗同士の優勝決定戦に持ち込んだ。ここで盛り上がらないわけ無いじゃない。白鵬と朝青龍の技を比べたら、残念ながら、伝統をおもんじることも品格も余り無い朝青龍の方が上だとあたしは思う。その差はわずかだけども、少し気を抜いた方が負けてしまう微妙な力量のぶつかり合いで、優勝決定戦になったら、さらに「盛り上がる」と考えはしないだろうかね。その采配は強い方が持っている。優勝決定戦で白鵬は負けたけど、ここまで持ち込んだということに、あたしは納得したし、おそらく観客も納得したと思う。朝青龍憎し、という気持ちは払拭されたね。人間の心理とはそんなもんだ。

 もし自民党総裁選おいて、1回目の投票で接戦になり、谷垣氏と河野氏の決選投票になっていたら、テレビニュースでの取り上げ方、新聞記事の書き方もだいぶ違ってきたのじゃないかな。他党や党内の批判者に対して深謀遠慮を駆使する自民党の長老がこういうストーリーを少しも描かなかったということを意外に思っている。あたしだって、そういう「盛り上がった場面」を見たら「自民党も変わろうとしてんだな」と思ったかもしれない。長老たちはそんなことは何も考えず、いかに自分たちに強い力があるか、自分たちに批判的な者にこれでもかと見せつける総裁選を実施した。そして、自民党の再起を願う人たちの希望の芽を摘んでしまった。

 あるテレビキャスターは「自民党の再生には10年かかる」と予想しているよ。素人のあたしは4年後はムリかなと考えていたのに、専門家はさらに厳しい意見だ。こうなると自民党は分裂という可能性もあるかもしれない。

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