2009年11月10日火曜日

この頃不快に思うこと

 鳩山政権が誕生してもうすぐ2ヶ月になるけど予算委員会の国会生中継が様変わりして結構面白い。攻守交替の席順も新鮮だし、閣僚のおっかなびっくりの答弁が失礼ながらこれまた楽しい。野党の質問者を「〇〇大臣」と言ってみたり、身内の閣僚を「xx委員」と言ったりして視聴者の期待を膨らませてくれる。官僚主導の政治から脱却しようとしている与党だから閣僚の答弁は官僚のお助けがなく自分で考えるしかない。気を利かして内緒で資料を提供してくれる官僚がいるはずがなく、孤軍奮闘している大臣の姿が国民のために汗を流してくれているようで、たまにぼやけた答弁があっても公僕という姿勢が如実に現われていて、まあ許せるかなと思う。

 反面、自民党は政権の座を滑り落ちた腹いせに「このやろう」と思って質問するものだから、言葉の端々にはその悔しさが先にたち、攻め応えのある鳩山首相の献金疑惑でさえなかなかダメージを与えられずにいる。特に派閥の長たる人にこの傾向があり、それが理由かどうかわからぬが、最近は質問を若い議員に任せているようだ。でもまだ試用期間中です、といった雰囲気プンプンで言葉は威勢がいいがオーラがない。まあ与党の若手も同じようだけどね。

 国会中継でいつも疑問に思うのは特定議員の執拗なヤジをなぜ無くすことができないのかということ。質問あるいは答弁の最中で巧みな話法で議場を盛り上げた時に起こる歓声などは当然だとしても、質問者や答弁者の声が聞き取れぬほどの卑劣なヤジを許している国会が恥ずかしい。昨日(9日)の参議院予算委員会では質問者が名指しでヤジ止めるよう注意したが、その後もヤジが続き委員長が再度注意しても治まらなかった。こういう卑劣なヤジの常習犯は会議場から即刻退場させるべきだ。おのれの国会議員たる資質のなさをこんなところで披露しても仕方ないだろうよ。見てて不快になるなあ。

 酒井法子被告に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決が下ったというが、これ軽くないかな。純真さを売り物にして有名になったのだから、それを裏切った時には倍の罪を負わなきゃならないと思うよ。高相被告が覚せい剤所持で拘束された時に逃亡せずにそのまま出頭していれば、覚せい剤所持および使用の事実があっても執行猶予はありかなと思うけど、逃げ回って尿反応がなくなった時に出頭するという確信犯が実刑(たとえ6ヶ月くらいでも)でなくて、何が覚せい剤撲滅キャンペーンに一役買った被告の国民に対する裏切り行為に対する妥当な処罰かなと不快に思う。さらに介護だとか音楽療法士だとかで世間の冷却期間を計算した甘ったれた感覚で再起を図ろうとする姑息な演技にうんざりするなあ。

 これもまたつい昨日のことだけど、あまり詳しく書くと天に唾する結果になるのでぼやけた表現をするが、半日かけて(中途でいろいろ用事があったものだから)書いたブログが公開ボタンを押した瞬間にすべてが文字化けを起こしてしまったんだ。書いた内容が強烈だったので、あたしは一瞬、かの中国で体制批判のブログを作成して検閲にひっかかり、トラブルを起こしたのかと思った。でも実際にあたしがいるのは自由主義国家の日本で、書いた内容は「タバコ増税大賛成」と表題にしたくらい平和的なものだったから、検閲に遭ったというのは考えられない。どんなにしても元に戻らず、悪質なウィルスに感染したかと調べたがそれも問題なかった。あっちこっち設定をいじくってさらに深みにはまるといけないので、半日の労働力を費やしたものだけどそのブログは思い切って削除してしまった。なんか不愉快だ。で、いまこのブログが文字化けせずに公開できるか、緊張の瞬間がもうすぐやってくる。これはこれで快感だなあ。

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