今日は少しばかり小うるさいことを書くよ。
読売新聞9月6日付朝刊第一面に「民主に注文(1)」というタイトルのシリーズ物が載っている。タイトルが「民主党」ではなく「民主」であることが第一胡散臭いけどね。
6日のそれは知日派という触れ込みのマイケル・グリーン氏の談話だったが、手始めに彼は民主党は外交政策に「首尾一貫した国家戦略を打ち出せないできた」と言い、政権公約も「一品料理」だけで「コース料理」がないと民主党に軽くジャブを浴びせかけている。そして「日本が日米同盟かアジアのどちらを選択しなければならないというのは民主党の幻想」と決めつけている。「ニューヨーク・タイムズ(電子版)に掲載された鳩山代表の論文は・・・山の手前に自ら墓穴を掘ったようなもの」とも言っている。「インド洋の給油活動をやめても、日米関係は危機に陥らないが」しかし「(日本は)真剣なプレーヤーとして見なされなくなるだろう」と続く。
あたしは彼の言ったことについて、一つひとつ反論するつもりはないし、そんな無駄な時間はない。ただ新聞紙上にマイケル・グリーン氏が自らの意見として発表し、その中に納得できない事項が含まれていれば日本国民として反論する機会は与えられるだろうと思う。
ニューヨーク・タイムズが日本の月刊「Voice」に掲載された鳩山論文を米通信社が無許可で抜粋、転載したという疑惑が生じていることをご存知かしら。前後の脈絡も不明なまま、米にとって都合のよい(反米的な印象を米国民に植え付けられると思うような)文章だけを切り出し、掲載したとしたら他の疑惑ともあわせて、日本国民はその意図するところを究明しなければならないだろう。鳩山論文の全文を読めば、これが日米同盟かアジアかという二者択一を迫っているのではないことは明らかである。ただ日米を対等な関係に戻そうと言っているだけのことである。マイケル・グリーン氏は「選択」すること自体を「幻想」と言い切っているが、これは日米同盟以外に日本の道はない、と言っているのも同じであるよ。これこそ日本を日米同盟の鎖にがんじがらめに縛り付けるものではないのかしら。もちろん鳩山論文は日米同盟の是非についてはNoともYesとも断定はしてはいないけど。
インド洋の給油活動を止めたら「真剣なプレーヤーと見なされなくなるだろう」とはどういうことだろうね。「米監督の下でのみボールをけり続けなければ」という断りをつけてわかる意味か、だとすればその後に「給油でなくともかまわないが、日本が指導的な役割を果たしていると世界に印象づけることが重要だ」と言っているが、先の文章と矛盾しないかね。
まだ政権も発足していないのに、彼の発言には、日本国民であるあたしたちが選んだ政権に対し、侮辱的なものが含まれている。「民主党が政権の座について、「よく下調べもしないで[外交上の]要求や約束をするようになったら」や「[政権を握ったら話は別]と割り切った先例に学ぶべき」とはどういこと。毎晩ホテルの高級バーで飲んだくれの麻生ちゃんのように勉強しないでサインしたらダメということ?それは麻生ちゃんが去年2月、ロシアのメドベージェフ大統領と会談して、帰属未定だったサハリンをロシア領と認めるような軽薄な行動をいってるのかしらん。「政権握ったら話は別」とはおおぴらに政権公約反故を勧めているのかしらん。ここは日本の小泉元首相の「公約を守らないことぐらい大したことではない」と符号が一致するね。自国のオバマ大統領が就任する前に、外国のメディアから同じようなことを言われたらどう思うかね。
マイケル・グリーン氏は知日派であるかもしれないが親日派ではない。
あたしは、事実と思われないこと、あるいは自分たちが選んだ政権をコケにしていると思われるようなこと、または作為的に日本の国益に反する方向に国民を誘導しようとしていることには徹底的に戦うよ。
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