郵便不正事件で虚偽有印公文書作成・同行使などの罪に問われた厚生労働省元局長・村木厚子被告の公判で大阪地裁は26日、厚生省元係長らの捜査段階での供述調書について、検察側の証拠請求を却下した。
これによって、検察側が目ろむこの事件の筋書きが大きく崩れることになり、村木被告の無罪の可能性が高まった。
検察側が違法にも等しい取調べで得られたという供述調書はあまりにも杜撰なもので、裁判で証拠として取り上げるには程遠い代物であったと言うことは、今までの公判で明らかになった。
あたしがわからないのは、これほどまでして村木被告に罪をなすりつけようとした意図はどこにあるのか、ということである。この事件で、村木被告が主犯であるとしたストーリを検察が作り上げたにしては余りにもその動機が不自然である。何も村木被告を絡ませなくても立件できたはずである。
捜査段階での供述調書を振りかざして、村木被告に罪を被せるための理由がどこかにあると思わないわけにはいかない。それは私たちが考えもしない巨大な組織が絡んでいるかもしれないし、あっと驚く人物かもしれない。
あたしは思う。じゃ一体誰が偽の障害者団体証明書を作成するよう指示したのだ、誰が村木被告に罪をなすりつけようとしたのかと。このことについてマスコミは一行も報じない。
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